前々回でPEを、前回にリーダーについて書きました。さて、今回はPEとリーダーを結束するノットについてです。
エギングで使うノットは強度よりも速さ重視がいい?
よくエギングをしている方で、「エギングではノット強度はそこまで必要ないし、FGノットのような難しいノットよりも早くて簡単で強度もそこそこのノットで十分」なんて言われるのを耳にします。
でも本当にそうでしょうでしょうか?エギングをやっていても、別のターゲットが狙えるチャンスがあったら?やっぱり投げたくなりませんか?
エギング用のロッドは対応ウェイトからもかなり応用が効くロッドで、様々なルアーが投げられるロッドです。ルアーはタックルボックスに忍ばせておけば、いつでも投げられます。でも、ノットは?速さも確かに大切ですが、やっぱりしっかりノットは組んでおくにこしたことはないと思います。
というわけで、エギング+αの釣りを想定したおすすめのノットをご紹介したいと思います。
PEのノットにはワセリンを必ず使うべし
ノットを紹介する前に、PEとリーダーを結ぶ時に必ず用意しておきたいものがあります。「ワセリン」です。
PEは細い原糸を撚りあわせて作っているラインなので、フロロなどと違い、表面がなめらかではありません。4本より8本、8本より12本のほうがもちろん表面の凹凸は減りますが、それでもやはりなめらかではありません。そのPEとリーダーでノットを組むと、かならず隙間が生まれます。その隙間が、実はノット強度を下げているんです。また、ノットを組む時の摩擦もPEにダメージを与えるので、ノット強度を下げる原因。この強度低下を軽減できるのが「ワセリン」なんです。PEにワセリンを塗ることでリーダーとの間の隙間も埋まり、ライン同士の摩擦も軽減できるんです。というわけで、ワセリンは必ず使うことをおすすめします。
こんな大きいのをに持ち歩くのは嫌だという方は、クリームを小分けにできるケースなんかがおすすめです。
速さと強度を両立した「堀田さん式FGノット」がおすすめ
ワセリンまで準備ができたら、いよいよノットを組みます。おすすめはやっぱりFGノット。でも結び方は少し違って「堀田さん式FGノット」をおすすめします。理由は簡単で失敗が少ないから。慣れればほんと20秒ほどで結べます。寒い中手がかじかんでいても結べます(笑)。
結び方は堀田さんが実演されている動画を参考にして下さい。
この動画ではPEをボビンから出して張ってますが、実際はロッドにラインを通して結ぶことが多いと思います。その時はぜひPEをためにロッドの弾性を利用して下さい。竿先から出てるPE ラインをそのまま口に加え、ロッドのティップ側を宙吊り状態にすると自然とロッドの弾性を使って竿先と口の間でPEラインが。ここにリーダーを巻きつけてノットを組むと、適度なハリがPEラインに常に生まれるため、非常に結びやすくなります。もちろん、ノットを組む前には結ぶために使うPEラインの部分にワセリンを薄く塗るのをお忘れなく!ノットを締め込むと、ワセリンがしっかり隙間を埋めてノット部分をかちかちにしてくれ、強度も最強です。
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