突然ですが、先日磯ヒラスズキ釣行に行って参りました。
1年ほど前からずっと挑戦したいと思っていたのですが、やっと先日実現しました。
しかも、初回からウェットスーツを着て泳いで渡る磯でのヒラスズキという、超本格仕様の磯ヒラスズキです。
ロケーションが最高
磯歩き自体は普段の釣りでもよく行くから慣れているのですが、そこから泳いでしかも釣りをするというのは予想以上に体力勝負な釣りでした。
でも、行った甲斐はありました。手付かずの自然の真っ只中で、人工物なんて一切目に入らないフィールドで、サラシが広がる海と、その下でベイトを狙うヒラスズキ。
こんなシチュエーションで釣りができるだけでテンションも興奮も感動もMAXです!
そして、ヒラスズキと対面する瞬間は突然訪れました。
ヒラスズキとご対面
釣りを開始して20分くらいでしょうか。前方のシモリの間のカレントにミノーを流しつつ、ミノーを動かしてターンさせた瞬間、「ドーン!!!」という強い引きと共に人生初のヒラスズキがヒットしました。上がってきたのは65cm程の綺麗な魚体のヒラスズキ。ファイトは一瞬でしたが、抜きあげたヒラスズキを手にした瞬間、嬉しさで手が少し震えました。
「これが1年間恋い焦がれたヒラスズキの魚体か!」という気持ちが沸き起こってきて、時間が経つにつれて感動がどんどん大きくなります。
1匹の魚を釣ってこんなに感動したのは久しぶりでした。
ヒラスズキが食べられる!という興奮もあったからかもしれません(笑)
この1匹との出会いで、目の前全面にサラシが広がっても、ヒラスズキがつく場所はやっぱり決まっていて、トレースコースがいいところを通らないといても食わないということがなんとなくわかりました。そしてルアーの動きとカラーがいかに重要かということも。
2匹目以降で少しずつなんとなく感覚が掴めてきた
1匹目で掴んだおぼろげな感覚を頼りに、2匹目以降に狙いを定めます。今度は足元のサラシを狙います。サラシのタイミング、ルアーのトレースコースを考えて数投目、磯がすこしえぐれているところを通過する瞬間、ヒラスズキがサラシ直下のミノーめがけて真下からアタックし、そのまま魚体を全て水面から出してジャンプして喰ってきました!残念ながら掛けることはできませんでしたが、こんな出方をするなんて、これまた興奮です!
どーやらここは出そうだということで、立ち位置を変えて今度は反対側から再度トレースしてみます。そうすると、今度は水中でガッチリ喰ってくれました。サイズは50cm程でしたが、これまたよく引いてくれ、楽しめました。
遂にこの日最大サイズのヒラスズキがヒット!
このポイントはどーやらこの2匹で終わりみたいなので、次のポイントへ移動。大きなシモリとシモリの間のスリットです。ここは1投目からデカいやつが食うことが多いポイントらしく期待が高まります。
同行者の方の1投目。言葉通り、トレースしてきたミノーを足元で流れに漂わせると、明らかにデカいサイズのヒラスズキがルアーの下から一気に浮上してきて、目の前でルアーにバイトし、ひったくっていきました。こんなシーンが目の前で見れるなんて最高に興奮したんですが、なんとフックアウト。。。70オーバーは確実だったサイズなので悔やまれます。
「バラした後はこのポイントは沈黙する可能性が高い」らしいので、どーなることやらと思いながら、今度は僕がキャストしました。先ほど2匹掛けたルアーを投げるのですが、確かに反応がない。そこで、ルアーチェンジをしようと考えたのですが、素人なりにこの日の反応から考えてみました。
1投目はクリア系カラーのしっかり動く系ミノーで出たがフックアウト。
僕はパール系カラーのしっかり動く系ミノーで試すもあたりなし。
ここでクリア系カラーに戻すのもひとつだけど、ここはフラッシング系カラーのしっかり動く系ミノーで水をしっかりかませて少しだけレンジを下げて動かしてみることにしました。
これがなんと見事に当たりました(笑)
ルアーチェンジして数投目、いきなり「ググッ」と重たくなったのです!
(ただ、正直その瞬間はでかい水草でもかかったのかと思いました。というのも、かなりの切れウィードが浮いていて、毎投そのウィードのからみに悩まされたので。)
そして次の瞬間、ロッドが一気に絞り込まれ、これはヒラスズキだと確信。しかも引きが先ほどまでとは別次元!ほんと良く引きました。足元までよせてきて魚体が見えたのですが、明らかにデカいこととリアフック1本がかりでかなり焦りました。それが目の前3mくらいの距離でエラあらいを繰り返すんですから、焦りと興奮がおか入り乱れます。ジャンプした魚体は80cmくらいありそうなサイズにも見えました。
そしてなんとか無事にランディング。それがこのヒラスズキです。計ってみると73cmありました。が、体高があるヒラスズキの魚体はそのサイズ以上に大きく見えます。
人生初のヒラスズキ釣行で73cm、こんな出来すぎた釣りで良いのでしょうか。
釣り上げた瞬間、興奮と感動で足と手が震えました。そしてその美しく迫力のある魚体にしばし見とれました。
僕は「キャッチ&イート」がモットーなので、基本釣った魚は食べたい派なのですが、このヒラスズキは釣りあげた瞬間「リリースしよう」と自然と思いました。
最高のファイトをしてくれたヒラスズキに、そしてこんな素晴らしい魚を育み、こんな素敵なフィルドを生み出してくれた自然に感謝の気持ちが自然に沸き起こってきたからだと思います。大きくなってまたファイトをして欲しい。そういう感覚でした。
この魚をリリース後、ルアーローテーションを2人でうまくやることで、さらに10バイト近いバイトを引き出すことができ、数匹釣り上げることができました。終わってみると僕は4匹、ガイドしてくださった同行者の方が6匹と、2桁釣果となりました。バイトだけで言うと20近かったと思います。
ポイント、タイミング、ヒラスズキの群れ、が上手く噛み合った釣果だったと思います。いつか自分でこんな組み立てができるようになりたいものです。今回は完全に釣らせてもらったので。
タックル紹介
さて、最後にタックル紹介です。
Rod: Ripple Fisher / Silver`stream MonsterImpact 110HH
Reel: SHIMANO / TWIN POWER SW 5000HG
Line: PE2号+リーダー40lb.ナイロン
Lure: Megabass MALINE GANG 120S(73cm)
Maria Squash F125 (65cm, 55cm)
TACKLE HOUSE Tuned K-TEN TKF (55cm)
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