Yamaga Blanks Calista 90M/TZ NANOを1シーズン使ってみた感想

僕にとっては3本目のエギングロッド

 1本目はVarious 88L、2本目はVarious 79Mを買ってエギングをやっていました。このロッド2本に不満があったわけではないのですが、エギングが最も相性がいいのではと言われている新素材の「低レジンNANOカーボン」がどんなものか気になって追加することにしました。 


Calistaシリーズから選んだのは90M/TZ NANO

 2015年夏の発売当初、Calista TZ NANOシリーズは86L、82ML、89ML、86M、90Mの5モデルありました。運良くCalistaの展示会がよく行くお店で開催されたので、購入前に全て振ることができました。 最初に降った印象は

・Variousよりも全体的に良く曲がるので、表記よりも少し柔らかく感じる(MLがLに近い感じ) 

・Variousよりも反発力が強いので戻りが早い(柔らかいのに芯がある感じ)

・NANOブランクスの特性なのか、ロッドの振動数がVariousと微妙に違い少し慣れが必要

・ロッドの自重はVariousより少し重め(と言っても十分軽い) 

でした。

 まず最初に82MLと89MLは降った感じがVarious 88Lに近かったので外しました。 次に86Lを降ってみました。Various 88Lが好きな僕は内心このロッドにすごく期待したんですが、Various 88Lと比べてさらによく曲がるため、当時はすこし柔らかすぎる気がしてパスしました。最後に86Mと90Mを比べてみました。86Mはさすがスタンダードモデルという感じで使いやすそうだったんですが、自分が磯によく行くこともあり、90Mを最終的に選択しました。振った印象は、レングス以外の違いはさほどなかったように思います。 


阪神・淡路エリアのサーフエギングで大活躍の90M

 2015年秋シーズンが開幕すると同時に、頻繁に阪神・淡路エリアのサーフエギングポイントに通いました。このエリアはシャローで、さらに潮が動き出すととてもよく流れるので、潮に乗せてドリフトさせる釣り方を多用したのですが、90Mとこの釣り方のロッドは最高でした。ロッドが長いのでシャローでもエギをコントロールしやすいし、シャローエリアでもロッドを立ててラインテンションを保ってさえあげれば、硬さがMなのにティップが少し入ってくれるので、あたりもとりやすい。相性バッチリでした。 

 2016年はメインフィールドが変わってしまったこともあり、90Mの出番がなくなってしまったのですが、ロングロッドをお探しの方にはおすすめできる1本です。

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