あくまで自己責任ですが、リールのオーバーホールを自分でやってみた人向けに書いてみます。
オーバーホールしたのはオークションで購入した07ステラ2500Sです。エギング用なので、C3000ではなく2500Sを購入しました。最大ドラグ力が5kgですし、5lb.で100m巻けるスプールもメイン0.5号の僕には使いやすいので。それ以外にも選んだ理由はもろもろありますが、それはまた別の機会に。
今回のお相手は07ステラ2500S
さて、オーバーホールの前に、07ステラを中古購入される方への注意点を1点だけ。07ステラまでは、ハンドルの左右を変更するために、ハンドル軸を交換しなければいけません。なので右巻きのリールを買ってきて左巻きに変えようとすると、左用のハンドル軸がないと変えられません。そして、シングルハンドルとダブルハンドルで軸がまた違います(僕はここでかなり苦労しました・・・)。というわけで、ハンドルが逆の場合は購入前にきっちり確認されることをおすすめします!
ローター部分までの分解
ローターの取り外しまでは、ドラグノブから順番にパーツを外していくだけなので、そんなに難しいことはありません。ちょっと小さな六角だったり、六角レンチだったりは必要ですが、工具さえあれば、あとはひとつずつ外すだけ。外した順番で並べておくとあとで組み立てしやすいので、オススメです。写真だと、右から左の順番に外して並べています。
ここまで外すとこんな感じになって、ローラークラッチが出てきます。
ローラークラッチはパーツが細かいので、無くさないように絶対注意して下さいね!特にバネはよく飛びます(笑)慎重にローラークラッチのパーツを取り外したら、いよいよサイドプレートを開けてメインギア等を確認ですが、さすがステラさんです。サイドカバーを開けるネジが全て隠しネジになっています。この設計のおかげでステラのあの美しさが生まれるわけですが、オーバーホールは面倒えです(笑)
ネジは全部で3つあります。まずは、フリクションリングで隠されたネジ2本から。フリクションリングというのは、下の画像にある、突起物がいっぱいある黒いパーツです。ベイルを起こすとローターの回転がきっちり止まるのは、実はこのパーツのおかげです。ゴム素材なので、簡単に外れます
これを外すと、こんな感じで2本ネジが出てきます。
さぁ、あと1本です。あと1本のネジは実は見えません。が、ネジ穴にゴム栓がしてあるので、それをクリップなど細い針金を使って外します。画像の真ん中あたりにある、穴が空いた黒いゴムのパーツがそれです。
こんな感じに針金で引っ掛けてひっぱれば簡単に抜けます。
抜けたら、その穴の奥深くにプラスネジが1本あるので、穴に入るプラスドライバを突っ込んでネジを外します。すると、おしりの本体ガードこんな感じで外れるので、最後の1本のネジにご対面です。
この3本のネジを外すと、やっとサイドカバーを開けることができます。開けるとこんな感じです。
ギアの噛み合わせに違和感を感じでオーバーホールをすることにしたので、ここからが本番です。
まずは新品のメインギアと今のメインギアを比べてみます。右が新品のギアですが、そんなに痛んでいないように見えたので、とりあえずメインギアは現状のままいくことにしました。
同様にピニオンギアもそのままいけそうだったので、シムでギアのあたりを調整してみることにしました。開けた時は0.05mmの座金が入っていましたが、どーも左右のガタつきが大きく、それが違和感の原因になっているように感じたので、0.1mmに変更して仮組みしてみるとバッチリ!これで左右の位置はいい感じになりました。
が、少し横方向のブレが残る気がします。この場合、メインギアを保持しているベアリングが間違いなく怪しいんですが、ベアリングは予備のパーツを持っていなかったのと、そこまで気になるブレではなかったので、一旦このまま様子を見ることにしました。
組み立ては逆に行っていくだけなので、ゆっくり組んであげて下さい。サイドカバーのネジの締め込み圧は均等になるように調整してあげて下さいね。僕は手の感覚でやってますが、トルクドライバーとかあると便利だと思います。
07ステラのパーツを探している人は急げ!
シマノのパーツ保持期間は10年です。ということは07ステラは今年で終わりなんですね!仮に発売年を含まない場合でも来年まで!もう手に入らないパーツも既に出てきているので、パーツを探している方は急いだほうがいいと思います!
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