エギンガーへのヤエン釣りのすすめ①

 アオリイカを釣る釣り方として、手軽にスタートできるエギングから入られた方も多いと思いますが、僕はヤエンからアオリイカ釣りにハマったくちの人間です。

 同じアオリイカを狙うので、エギンガーとヤエン釣り師の場所がバッティングするなんてことは多々あるので、なんとなくどんな釣りか知っているというエギンガーの方も多いと思いますが、ここではもう少し突っ込んで、ヤエンの釣りを紹介してみたいと思います。

 通うフィールドによっては、ヤエンをしながらエギングをなんてこともできますし、同じターゲットを異なる釣り方で狙ってみるのは、また自分の釣りを広げることにもなると思うので。 


そもそもヤエン釣りってどんな釣り?

 ヤエン釣りは簡単に言うと、アジ等の生き餌もしくは冷凍のアジの尾側にハリをつけて泳がせ(動かし)、アオリイカに抱かせ、エサのアジをアオリイカが夢中になって食べている間に、ヤエンと呼ばれる針を道糸に取り付けて投入し、夢中で食事をしているアオリイカに針を掛ける釣り方です。 

 言葉で説明されてもわからないよ、という声が聞こえてきそうなので、そういう方はぜひこちらの動画をご覧ください。僕が絶大なる信頼をよせる岡さんヤエン開発者の岡さんのヤエン釣りの動画です。 

https://www.youtube.com/watch?v=HqqBYlLEbKw 


3つのヤエン釣りが面白いポイント

さて、ものすごーく簡単にヤエン釣りを説明しましたが、僕はヤエン釣りの魅力はこの3つだと思っています。

  1 ヤエンがかかるまでいつでもイカが離れてしまうスリル

  2 タイムリミットがある(大きいほど短時間、良い季節ほど短時間)

  3 ヤエンをかける面白さ 


1 ヤエンがかかるまでいつでもイカが離れてしまうスリル

 普通、釣りといえば餌やルアーについた針に獲物がかかることで、ファイトがスタートしますが、ヤエン釣りの場合、生き餌についている針にアオリイカがかかるわけではありません。かかるのは、アオリイカが餌を抱いた後で投入するヤエンの針です。

 ということは、ヤエンの針が掛かるまで、アオリイカはいつでも逃げられる状態にあるわけです。この針がかかってないのにアオリイカとやりとりをするスリルがたまらなく面白いんです。 

 糸を通して伝わる感触からアオリイカの状態を判断し、ヤエンを投入するタイミングを決めます。このタイミングは遅すぎても早すぎてもダメ。まさにスリルたっぷりな釣りなんです! 

 

2 タイムリミットがある(大きいほど短時間、良い季節ほど短時間) 

 アオリイカが生き餌に抱きついてから食べ終わるまでの間、これがヤエン釣りに許された時間です。この間にヤエンの針をアオリイカに掛けなければタイムオーバー、アオリイカは餌がなくなり、離れてしまいます。 当然ですが、アオリイカが大きいほど、また活性が高いほど、食事の時間は短くなります。ということはアオリイカが大きいほど、良いシーズンほど、アオリイカを釣るのが難しくなるんですね。

 これがさらにヤエン釣りをスリリングなものにしてくれるのです!

 このタイムリミットは焦りを生み、どのタイミングでヤエンを入れるか、ギリギリの判断を強いてきます。どーですか?さらにスリルアップですよね!? 


3 ヤエンをかける面白さ

 最後に、ヤエンを投入したからといって針がかかるわけではありません。アオリイカが抱いてから道糸に引っ掛けてヤエンを水中に投入し、アオリイカのところまで運び、アオリイカに掛けなければなりません。

 ご存知の通りアオリイカはとても目が良いので、ヤエンが近づいてきたら必ず気づき、逃げようとします。その逃げの恐怖を乗り切り、アオリイカにヤエンを到達させて、最後にしっかりフッキングを入れてヤエンを掛けることができれば、ここで始めてアオリイカが掛かったことになるわけです! 

 針がかかるまでが長い!!!(笑) 


 どーですか?ここまででだいたい平均5〜15分くらいで、大きさや季節によって変わります。 

 でもエギングとは違う独特の面白さがあって、こんな釣りは他にないと思います。僕は一発でハマってしまいました。 

 さて、次は「攻めのヤエン釣り」と「守りのヤエン釣り」について買いてみたいと思います。

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tsurinista (釣りニスタ)は、某釣具メーカー社員が作る「様々な視点から釣りを楽しむための情報」が満載のメディアです。

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