エギングのはじめ方 ⑻エギを選ぶ

今回は、エギングをこれから始める人のエギの選び方を書いてみようと思います。

釣り道具屋のエギコーナーを見て、「こんなにあるのか!?」と驚いたことはありませんか?

そんな時はこの3点を思い出してみて下さい。

1. 買うエギはとりあえず1種類に絞る

2. サイズは3.5号か3号を基準に

3. カラーを戦略的に買う



1. 買うエギはとりあえず1種類に絞る

ついあれもこれもと気になってしまい、色々と買って使いたくなるのが釣り人の性ではあります(かく言う自分もそうなので、すごくその気持ちはわかりますよ)が、ここはぐっと我慢して、まずは買うエギを1種類に絞って下さい。ちゃんと「このメーカーのこのエギを買う」というところまで決めて下さいね。まずは1種類のエギでエギングの感覚を掴むことが大切です(私は色々と使い過ぎて、その感覚を掴むのに時間がかかりました)。

「自分はこれだ!」とすぐに決まった方はいいですが、もし「決められない・・・」という方へのおすすめを。使いやすさ、価格、補充のしやすさ、カラーバリエーションから考えるとおすすめはやはり定番のYAMASHITAさんのエギ王Q Liveシリーズをおすすめします。中でも今年追加された「エギ王Q Live 490グローシリーズ」が特におすすめです。



2. サイズは3.5号か3号を基準に

秋イカエギングは「アオリイカがそもそも小さい→2.5号(以下)」と、アオリイカのサイズに合わせて小さいエギを選ぶことを考えることは間違いではありませんが、エギの動かし方やフォールの感覚を身につけることを考えるなら、3号もしくは3.5号を基準に選ぶことをおすすめします。

実際、あまりに小さいサイズでなければ、3号や3.5号でも十分に抱いてきます。小さいサイズを釣った場合は、できれば春のためにリリースをしてあげたいところなので、その点でも大きめサイズを選ぶというのは理に叶っています(小さいイカがだきにくいので)。

ただ、もちろん状況によっては2.5号でないと抱かないという時はあるかもしれません。そんな時のために2.5号を持っておくのはアリだと思います。ですが、やはり基本は3号か3.5号をおすすめします。

ここはこちらでロッドの流用の話も書いているので、ロッドに合わせて選ぶのもありだと思います。



3. カラーを戦略的に買う

秋エギングはサイトフィッシングとナイトゲームがキーワードになるので、「日中の人からの視認性」と「夜のイカからの視認性」を考えて選ぶことが重要です。

エギのカラーは「布地」と「テープ=下地」のカラーの組み合わせで表現します。

日中の人からの視認性には、「オレンジ」「ピンク」や「ホワイト」系のカラーの布地が見やすいですね。逆に「ブルー」「ブラウン」は見えにくいカラーになります。「グリーン」系は水中で見ると中間な気がします。また、日中でも曇っていたりで光量が少ない場合は「夜光」も見やすい色です。

夜のイカからの視認性は、光量がものすごく影響します。月夜など光量が多い場合は赤テープ、紫テープやグリーンテープがシルエットがはっきり出るので、イカに視認されやすいですが、新月など光量が少ない場合は「夜光」の自発光がやはり強い気がします。あとはやっぱりケイムラですね。テープには出せない色味だと思います。

というわけでおすすめのエギのカラー5選はこちら。

①エギ王Q Live 490グロー R27MRM(まりも)

ケイムラボディの発光に490グローの発光をプラスしてアピール力抜群でありながら、グリーン系の布なので、中間色。僕はまずサーチ的にこれを使います。サーチ的に使いつつ、これがメインですね。で、状況に合わせて他の色を入れるという感じです。


②エギ王Q Live B08 BON

こちらはサイトメインで使います。まりもだと少し見にくい時はやはりオレンジが僕は見やすいです。これは選んでいる偏光サングラスの色にもよると思うので、サイト用は見やすい色を選んで下さい。テープは金、虹、ホロあたりが良いかと思います。


③エギ王Q Live B17 BOLFO

次は夜光カラーです。光量が少ない夜釣りや日中でも曇って光量が少ない時などは、夜光カラーがよかったりします。①で反応がない時に試してみるカラーですね。


④エギ王Q Live 490グロー R26 PONE

赤テープ+紫布で光量が多い日の夜釣りではシルエットがくっきり出る色の組み合わせです。加えて490グローが側面に入るので、夜光のアピールもプラスされ、夜釣りのパイロット的に使えるエギです。日中でもディープを狙う時やシルエットをしっかり出したい時なんかは有効ですね。


⑤エギ王Q Live N09 NAJK

最後はナチュラル系カラーですね。マッチザベイト的な考え方でサイトで使ったり、差し色的に使ったり。夜釣りで強いなんて聞くこともあるので、餌を追ってる時が良いのかもしれません。このカラーの潜在能力はまだ未知数です。

とりあえずこの5色を持って入れば、大抵の状況でエギングを成立させることができると思います。その他のからでもきっと良いカラーはあるはずです。自分のエギングに合うカラーをぜひ見つけて下さい。




tsurinista

tsurinista (釣りニスタ)は、某釣具メーカー社員が作る「様々な視点から釣りを楽しむための情報」が満載のメディアです。

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